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藹藹会の創業から今。今後の障害福祉を地域で解決する

[2025.01.04]

樋口さんはEducarealize Groupのグループ内の社会福祉法人藹藹会のオープニングメンバーで入社。そこからハートフィールドをはじめ、藹藹会の障害福祉事業を取りまとめています。入社してから現在までEducarealize Groupが成長しているプロセスを見て樋口さんは、「大きくなったなぁ~」といいます。樋口さんの過去から未来への挑戦についてお話を伺いました。

樋口さんのこれまでのキャリアについて聞かせてください。

 私は、介護福祉士の専門学校を卒業した4月に初めてオープンする特別養護老人ホームに勤務しました。通勤は車で片道1時間30分かかり、通勤が仕事のような感覚で過ごしていました。4年間、「The介護のお仕事」をしていましたが、近所に障がい者施設ができることを聞きました。もともと在宅で暮らす障がい者の方のボランティア活動に参加していて、障がい者支援に興味があり、まこと幼稚園を訪ねました。藹藹会に入社してすぐにハートフィールドの介護主任を任せてもらえました。その後、施設長補佐となりサービス管理責任者や相談支援専門員の仕事を行いました。現在は副施設長として施設全般を見ています。

当時、オープニングメンバーとして藹藹会を設立。そして、ハートフィールドをOPEN。当時のエピソードがあれば教えてください。

 開設当時は、私を含め3人の介護主任がいました。3人とも高齢者施設で働いていたので、障がい者介護をみんなで勉強しながら日々を送っていました。理事長の福祉や介護に対する考えは、自分たちが今まで勉強したり接してきたものと全く違うものだったので、かなり動揺しました。それをカバーしてくれたのはその年から社会人になった新採組です。彼女たちはフレッシュで呑み込みが早く、柔軟に理事長の考えを理解していきました。ただ、若さのあまりトラブルやミスを次々に起こしてくれました。今となればよい思い出です。

 Educarealize Groupの成長を近々見ている立場として何か感じることはありますか?

 藹藹会は、身体障害者療護施設として開設しました。その当時は措置制度でしたが、間もなくすると支援制度に移行し日中と夜間の生活の場が分離し、日中活動が必須となりました。日中活動ではまこと幼稚園やハートフルナーサリーとの交流活動が多くプログラムに取り入れられており、閉鎖的になりがちな施設が多い中、藹藹会は、とてもオープンな施設づくりができました。また、小規模保育事業クオーレの開設によりさらに年齢層を超えた交流ができるようになり、障害者の社会性の向上や地域に開かれた施設を実現できるようになりました。現在は、グループも大きくなり、たくさんの事業所があります。工夫しながら更に交流を深めていける状態だと思っています。

現在は、団体の役員(全国介護事業者連盟の栃木県の支部長)も務めている樋口さん。その詳細と他社を見てEducarealize Groupの良さを教えてください。

 社会福祉法人である藹藹会が「介護業界の大同団結」を掲げる全国介護事業者連盟に加入することは、とても意味のあることだと考えています。介事連(障害福祉)は、「福祉サービスの発展」と「生産性の向上」を持続可能な障害福祉制度の確立を支える2大テーマを掲げ、法人・サービス種別の垣根を越えて活動しています。他社の状況をみていると、人材不足や人材育成に悩む事業所が多くある中、EducarealizeGroupでは、グループ法人でもあるFuture Gripが、外国人登録支援機関を開設したことにより、特定技能実習生を計画的に採用することができ、人材不足という心配は皆無となりました。

管理職として上と下を支える立場かと思います。気を付けていること、手ごたえなどはありますか?

 やはり中間管理職として、上司である理事長、施設長のグループや施設に対する思いをわかりやすく職員に伝えていくことは重要だと思います。なるべく事例や自分の失敗談を使って話せるように努力しています。また、職員からの業務に対する要望や利用者さんの支援方法の提案などは否定せずに取り入れていくようにしています。ベテランの職員はもちろん、新人の職員や特定技能生もよい提案が増えてきているような気がします。

最後に今後の展望を聞かせてください。

 今後、グループとして各事業所が緊密に連携しあい、子どもたちや保護者さん・障害を持つ利用者さん、ご家族の方々がより良いサービスを受けられるように支援していきたいです。特に障がいを持ったお子さんやそのご家族に対しては、グループの強みでもある相談支援事業所を中心に、未就学児から就労、地域での生活、入所まで一貫して支援を受けられるようなシステムをさらにアップデートしていければと思います。

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