仕組みを変えれば現場が変わる、管理職として新たな挑戦
本庄さんはEducarealize Groupのグループ内の保育園のオープニングメンバーで入社。そこからグループ内の学校法人へ移動し、現在は幼稚園の副園長という立場です。現在は教育環境づくりに尽力しています。 入社してから現在まで変わらぬ想いを持ち続けている本庄さんですが、「管理職になって、現場を支えるためにこそルールや環境の整備が大切だと気付いた」といいます。現場のためのルールや環境とは、一体どのようなものなのでしょう?本庄さんの挑戦についてお話を伺いました。
本庄さんのこれまでのキャリアについて聞かせてください。
2005年4月社会福祉法人藹藹会ハートフルナーサリーの開所メンバーとして入職。ハートフルナーサリーに4年勤務。2010年4月より学校法人金子学園まこと幼稚園に移動という形で入職しました。Educarealize Group勤続20年目となります。
当時、オープニングメンバーとして開園した保育園のエピソードがあれば教えてください。
理事長に保育方針を質問した時に「これからみんなで考えていくんだよ」って言われた時は衝撃でした。開所する保育園で働けるってことは、誰もが出来る経験ではないととても魅了的に思っていました。保育実習や教育実習で見てきたものは、表面だけで裏側にはこんなにたくさんの業務があるってことを知り、思い返せばそんなことが、やりがいやモチベーションにつながっていたように思います。保育の内容や手作りおもちゃ、保育室のレイアウトなど毎日我武者羅に準備していたことを思い出します。初めて子どもたちが登園した日は給食を配膳するのにも上手く行かず、「はやくたべたい」「おなかすいたよ」って子どもたちに言われたのを覚えています。
グループ内の学校法人へ異動されたのはなぜですか?
自分が幼稚園に通っていいたせいなのか、学生の頃は幼稚園で働きたいと思っていました。ハートフルナーサリーでは幼児組を担任していたので、理事長のとの面談の際に幼稚園で保育するということも出来ますか?ということを相談したのを覚えています。
初めて幼稚園で担任したクラスは年少児で23名、保育園での人数の倍でした。人数の違いや保育時間の違い、業務方法の違いなど始めは覚えることが多く戸惑うこともありました。今では、保育園、幼稚園両方での経験が役に立っていると思います。
本庄さんが管理職になった経緯を教えてください。
理事長に来年は担任を持たずに全体を見るのをお願いしたいと話があり、ハートフルナーサリーの清水先生(ハートフルナーサリー勤務中に大変お世話になった先生)に相談したのを覚えています。清水先生に「現場だけが全てじゃないんだよ」「下を育てなきゃ」って言われて決心しました。
先生方が保育しやすいように保育がより良くなるように働きかけたり、シフトが回らない所をヘルプしたりと自分が出来ることをしながら管理職としての自分を模索してる感じです。
管理職としてさまざまな仕事をこなす本庄さんですが、その手応えはいかがですか?
2023年から採用や新人のフォローアップにも関わるようになり、手応えはあまり感じていないですが、良くなってきているのは事実として感じています。先生方の悩みや困っていることを聞いた時には自分のこれまでの経験からアドバイスをしたり、自分の数多くの失敗談の一部を話したりして、解決や安心の材料になればと思っています。でも、人間関係での悩みは難しいですね。最近、図書館でマネジメントやコミュニケーション関する本を手にすることが多くなりました。長い目で見て、新規採用者が3年目、5年目となって成長した時に手応えを感じ、新規採用者と共に成長していければと思います。
最後に今後の展望を聞かせてください
採用、職員の定着、保育の質の維持が一丁目一番地と思っていますが、その為にはまず、「今までは、こうだった」押し付けずに変化させ対応が必要と感じています。今まで上手く行っていたことがここ数年上手く行かなくなったりすることがあり、見直し、改善をして変化させて対応しています。まこと幼稚園の歴史、特色、受け継がれて来ていることを守りながら変化を進められればと思います。何より、職員、利用する皆様にとって心地より雰囲気、安全、安心な場所になるよう更に上を目指していきたいと思います。