業績よりも先に、経営の「軸」をそろえるということ
皆さん、こんにちは!
エデュケアライズグループ CSO、経営企画室長の山村です。
組織を運営していると、「目標売上はいくらか」「利益をどう確保するか」といった数字の話題は、どうしても中心になりがちです。
もちろん、事業を継続していく以上、業績は大切です。しかし、Educarealize Groupでは、数字そのものよりも先に、必ず共有したいものがあります。それが、経営の方向性や価値観、つまり“方針”です。
年度のはじまりに行う方針の共有は、単なる目標発表の場ではありません。これまでの一年を振り返りながら、次の一年をどんな姿勢で迎えるのか、どこに力を注ぎ、何を大切にしていくのかを、全員で確認するための時間です。
私たちにとってそれは、「新しい一年のスタートラインに、全員が同じ向きで立つ」ための大切な節目です。
私たちが経営方針の共有を何より重視している理由は、一人ひとりが主体的に動ける組織でありたいと考えているからです。
現場には日々、マニュアルだけでは判断できない場面が数多くあります。子ども一人ひとり、高齢者一人ひとり、家庭や地域の背景は異なり、正解は一つではありません。
そんな中で必要なのは、上からの細かな指示ではなく、「自分で考え、判断し、行動する力」です。
Educarealize Groupでは、現場に一定の裁量を委ねています。ただし、それは無条件の自由ではありません。共通の方針や価値観を理解し、共有していることが前提にあります。
経営の軸が共有されているからこそ、その範囲の中で安心して判断し、挑戦することができるのです。
もし方針を無視した行動が増えれば、それは主体性ではなく、単なる自己判断になってしまいます。その状態では、裁量を広げることはできません。
だからこそ、私たちは繰り返し方針を伝えます。一方的に説明するだけでなく、対話を重ねながら、「なぜこの方針なのか」「どんな想いが込められているのか」を丁寧に共有していきます。
方針を理解し、納得してもらうことは、信頼関係を築くことでもあります。その信頼の上に、裁量や挑戦の機会が成り立っているのです。
方針発表の場では、前年度の実績や新年度の目標数字についても共有します。しかし、正直に言えば、それが最も重要だとは考えていません。極端な話、売上や利益の数字をすべて覚えていなくても、「今年、何を大切に行動すればいいのか」を理解してもらえていれば十分だと思っています。
経営方針に沿って、一人ひとりが真摯に、主体的に取り組めば、結果として数字は後からついてくる。むしろ、方針と行動がずれていれば、どれだけ数字を追いかけても、組織としての成長は長続きしません。方針とは、全員の力を同じ方向に向けるための“羅針盤”であり、その役割を果たしてこそ意味があるものだと思っています。
Educarealize Groupが大切にしているのは、短期的な成果よりも、人が育ち、組織が育ち、社会に価値を届け続けられる姿です。
そのために、私たちは今日も、業績目標以上に「経営の軸」を共有することを大切にしています。
