期待を背負って、管理職へ。それでもグループとしてのバックアップがあって今がある
荻原さんはEducarealize Groupのグループ内の学校法人の幼稚園に入社。そこから一度退職したもののグループ内の社会福祉法人の保育園に就職し、現在副園長という立場です。現在は上下のコミュニケーションを意識して管理職として保育園スタッフをまとめて環境づくりに尽力しています。 Educarealize Groupだからこそできること、グループとして働くメリットなどについてお話を伺いました。
荻原さんのこれまでのキャリアについて聞かせてください。
短大を卒業し、新卒でまこと幼稚園に入職しました。1年目は、年少組の担任、2年目も年少組の担任でした。そのあと、3年目には学年の副主任になり、いろいろなプレッシャーがありましたが、1年目に行ったことを思い出しながら、主任の先生と一緒にどうにか1年間乗り越えることができました。その経験が、どんな仕事にも前向きに取り組むことにつながっているように思います。年中・年長の担任となり、修了生を3回出しました。学年主任や教務主任も経験し、クラスだけでなく、全体的に広い視野で観ることができるようになったと思います。
その後、地元の公立保育園でパートとして、0~5歳児のクラスの担任を持ちました。公立保育園は移動もあり、私は2園の保育園で6年間保育を行いました。パートということもあったため、一人担任ではなかったので、いろいろな先生たちとコミュニケーションをとるスキルを身に付けたと思います。そして現在のハートフルナーサリーで主任保育士として10年目になります。
一度退職され、ハートフルナーサリーに戻る際、何かキッカケなどはあったのでしょうか?
まこと幼稚園で働いていた時、幼稚園教諭と小学校教諭2種の資格を持っていて、保育士の資格は持っていませんでした。実は、赤ちゃんからの保育にも興味があり、公立の保育園に入職し、働きながら保育士の免許を取りました。
せっかく保育士の免許をとったので、正社員で働きたいなと思っていたところでした。ちょうどそのころ園長先生から声をかけていただき、ハートフルナーサリーに入職しました。まこと幼稚園で働いていた時から、一緒に働いていた先生たちがいたので、楽しみにしていました。
幼稚園ではなく、保育園に就職されたのは、一つのチャレンジだと思うのでしたが、いかがでしょうか?
幼稚園から公立の保育園に入職するときは、ちょうど30歳目前で、いろいろなことにチャレンジできる年齢だったのかなと今は思います。0~2歳児の保育にも興味があったこともあり、保育園に入職しました。0~2歳児は関わる機会がなく、未知の領域でした。
毎日、いろいろな先生に教えていただきながら、0~2歳児と関わっていると、かわいさと成長の早さに驚かされました。この成長があるから、「3~5歳児のここにつながるんだ!」と発見することが多くあり、毎日が楽しかったです。チャレンジするには、勇気やタイミングも必要だとは思いますが、なんでもやってみることで、成功しても失敗しても自分の成長につながると思います。
荻原さんが管理職になった経緯を教えてください。
園長先生に声をかけていただき、ハートフルナーサリーに入職が決まったときには、理事長先生から「上の方にいってもらう」と話がありました。私の中の解釈は「委員会の委員長かな?」「どのクラスになるのかな?楽しみだな」と、軽く考えすぎていたなと今では思います。
3月30日にハートフルナーサリーに行ってみると、園長先生から「先生は、主任です」と言われ、驚きました。ここの保育園で保育をしたことがない人が主任になっていいものか?と思いました。4月から主任の仕事を教えていただきながら、保育の方にもお手伝いに行かせていただいたり、経験ある先生たちからここでの保育のやり方、考え方を教えていただきました。たくさんの先生たちに支えられながら、自分の主任としてのやり方ができてきたのだと思います。皆さんには、感謝しかありません。
管理職としてさまざまな仕事をこなす荻原さんですが、その手応えはいかがですか?
私が勤めているハートフルナーサリーという保育園では、先生たちが協力的で、助け合いながら仕事をしています。先生たちの協力があって、私も仕事ができていると思っています。エデュケアライズグループの他の施設の方とも、行事などでコミュニケーションを取ることができ、円滑に行事を進めています。
現在は、栃木県保育協議会保育士部会の理事も務めさせていただき、他の市の保育士さんとも話す機会が増え、保育のことなど意見を出し合ったり、相談したりすることができ、情報を保育園に還元できているのではないかと思っています。
イタリアの幼稚園や保育園にも研修に行かせていただき、いろいろな保育を観させていただきました。管理職になり、ここの保育園だけでなく、いろいろな経験をたくさんさせていただける環境に感謝しています。子どもたちだけでなく、私も成長させていただいています。
最後に今後の展望を聞かせてください
これからも、安心、安全な保育をしていく上で、先生たちの仕事が円滑にできるよう、助け合いながら良い雰囲気の職場を作っていきたいと思います。保育園の歴史を大切にしながら、新しいことも取り入れ、現代にあった、保育を提供していけたらと思います。子どもたちや保護者の方がこの保育園で過ごしてよかったと思っていただけるように、日々精進していきたいです。
